異文化交流を通して、私の生活や考え方は大きく変わりました。
その中でも特に印象的だったのが、友人たちの「環境や食生活への意識」です。
環境への意識から学んだこと
オーストラリアの友人たちは、環境への配慮を日常の中で自然に実践していました。
例えば、シャンプーボトルのゴミを減らすために、固形石鹸を使っていたり、バナナのプラスチック包装に疑問を投げかけたり。
「皮がすでにあるのに、なぜさらにプラスチックが必要なの?」という言葉を今でも覚えています。
イギリスの友人も、プレゼントのラッピングにビニールを使いすぎることを問題視していました。
彼らの生活スタイルは、無駄を減らしながら環境を守るという意識で溢れていて、
自分がいかに何も考えずに生活していたかに気づかされました。
食生活から学んだ新しい視点
4年前、オーストラリアでのホームステイ先では、ベジタリアンの家庭に滞在しました。
ホストマザーの子どもたちは週に一度だけ肉を食べるというルールがあり、
普段の日本の食生活とは異なるスタイルに驚きました。
また、ホストマザーのお友達の家に滞在した際、
その方は毎朝オートミールを朝食にしていました。
日本でブームになる何年も前からオートミールにブルーベリーやミルクを添えた食事が日常の光景でした。
ミルクをかけ、ブルーベリーを添え、電子レンジで温めたシンプルな一皿ですが、栄養バランスが良く、健康的であることを感じました。
私にも同じように作ってくれたのですが、その味や温かさが今でも鮮明に記憶に残っています。
今では私もよくオートミールを使ったレシピを作るようになりました。
中でもお気に入りなのが、グラノーラバーです。
“Stay healthy” オーガニックグラノーラバーレシピ
さらに、カナダの友人は、キヌアを取り入れた食事や、
ナッツをおやつにする習慣を持っていました。
私も今では、キヌアが大好きで玄米にキヌアを混ぜて炊いたり、
キヌアにみじん切りした野菜を加え、オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒をかけるととても美味しくて毎日食べています。
そのカナダの友達はレモン汁の代わりにお酢を入れたりと、
新しい発見やレシピを知れることも国際交流の楽しいところです。
新たに芽生えた意識
異文化交流を通じて知った「当たり前」は、私にとっては新しい考え方ばかりでした。
自分がいかに普段の生活で深く考えずに過ごしていたのかを実感し、そこから食生活にも意識を向けるようになりました。
友人たちとの出会いをきっかけに、栄養や環境問題についてもっと知りたい、そして自分の生活にも取り入れたいと思うようになりました。